智の木協会活動報告

智の木協会の活動報告ブログです

第2回智の木協会ワークショップレポート

平成22年2月19日金曜日 18時〜20時

於:大阪大学中之島センター 7階 講義室2


司会:智の木協会事務主幹 川上 茂樹 氏



開会のご挨拶:智の木協会 副理事長 黒田 錦吾 氏(中央) 

智の木協会の現在の会員の状況、ホームページのアクセス状況、智の木協会の年間の活動について、お話頂きました。
また、今後の智の木協会の活動にご支援をお願いされました。





講演1:アスコルバイオ研究所 顧問 阪田 功 氏

    「植物の香りと色、そしてその用途」―私の辿って来た道―



座長 智の木協会 学術理事 吉田 茂男 氏


阪田氏の研究されてきた軌跡と研究内容をお話頂きました。
ハッカから抽出された天然成分を香料や食品への用途を研究され、その後、葉緑素ポルフィリンという成分を癌治療に利用できるような研究や、感染症疾患の診断・治療法も研究開発されてこられました。
また、アスコルバイオ研究所では、ルイボスCやプロビタCなど、ビタミンCを使った商品開発もされておられます。



精油や消毒用のハーブウォーターをサンプルとしてお持ち頂き、ご参加者の皆様にお試し頂きました。













智の木協会ホームページのご説明

智の木協会副理事長・代表幹事 小林 昭雄 氏より智の木協会のホームページのご説明がありました。ホームページの内容と更新箇所や会員のページをご紹介され、活動が広がっている状況のご説明されました。






講演2:松栄堂 主人 畑 正高 氏
「香に学ぶ−視聴覚を越えて」



座長 智の木協会 専門理事 川戸 章嗣 氏




「香」の専門家としての視点から香に学ぶさまざまなお話を頂きました。
「香」の歴史や謂われ、日本の文化と織り交ぜながら現代に至るまでをご説明頂きました。
20世紀は「視聴覚革命の世紀」であり、私たちの五感が視聴覚の「光・音」で波動情報、デジタル化情報であること、味覚・触覚・嗅覚などは物質的、非デジタル化情報に分かれること、視覚的情報の「光・色」と嗅覚的情報の「匂・香」に大別できること、そして「香り」は視覚的のような直進力ではなく、方向性を持たず普く広がることができる、ということを教えて頂きました。香りに響く感性を養いましょうと推奨されました。
香る木のサンプルをお持ち頂き、ご参加者に実際に香りを体験していただきました。



香る木としてお持ち頂いた“白檀 Sandalwood”(左)と
“沈水香木 Aloeswood(右)”












閉会のご挨拶:智の木協会 顧問 山本 幹男 氏
初めに講師の先生方へのお礼を頂きました。
智の木協会の今後の活動拠点となる新富国生命ビル竣工についてご説明頂きました。新富国生命ビルを「いのちの森の一本の木」としての位置づけ今日の講演でも取り上げて頂いた、緑の力の大切さを 知って、暮らしに役立てて頂くための情報発信基地と考えており、その4階部分に智の木協会の事務局を設置今後の活動を堅固なものとできれば幸いであるとご説明されました。本会の展開を、会員の皆様のご支援を得て 進めていきたと思いますので今後ともご協力をお願いしたいと思います。次回も是非、ご参加頂きたいと思いますと締めくくられました。






会場内の様子
当日2月19日金曜日はまだ寒さが続く天候でしたが、夕方から開催いたしましたワークショップには副理事長 黒田 錦吾氏(コクヨ株式会社)、顧問 山本 幹男氏(富国生命保険相互会社)をはじめ、50名以上の方々がご参加くださいました。
阪田氏・畑氏の講演とも評判が良く、両講師には製品のサンプルやお土産を頂き、ご参加者にも実体験して頂けました。内容も充実し、智の木協会のさらなる活動の発展を再確認いたしました。