智の木協会活動報告

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2018-8-7 「スロバキア ワインの夕べ」ご報告

ご挨拶:智の木協会代表幹事 小林昭雄氏


 智の木協会とスロバキアワインとの接点について、「2年前に(株)マイティ(智の木協会企業会員)の鈴木会長様とお会いし、スロバキアを訪れる機会をいただきました。(株)マイティ様は、スロバキアワインを輸入しておられますので、ワイナリーへもご案内いただき、世界中のワイン生産国の中では小規模ですが、非常に質の良いワインを生産していることを知り、この度、試飲していただく機会を設けることにしました」と感謝の意を表されました。









講師:スロバキア ワイン アンバサダー 大野 春美 氏


 まず、スロバキアの位置を説明していただきました。スロバキアと聞けば日本人の多くが「ああ、チェコスロバキアね」と言いますが、1993年1月に分離独立してスロバキアになりました。北西にチェコ、北にポーランド、東にウクライナ、南にハンガリー、南西にオーストリアと多くの国に接している中央ヨーロッパの国です。
































 大野氏によりますと、スロバキアはブドウ生産の北限と言われていて、非常に冷涼な地でピュアな味わいが生まれるそうです。ブドウの種類から圧倒的に白ワインの生産量が多いそうですが、その中から以下の4種類を試飲用に選んでいただきました。


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1.スパークリング:セクト・パルフィ・ブリュット

  力強い泡とキレのある味わいとやわらかなコクがあり、

  シャンパーニュのような満足感。

  ワイナリー:ヴィーニョ・ニトラ

2.白:ヤグネット ミュラー・トウルガ

  フレッシュなインパクトで、すっきり爽快な味わいの中に、

  瑞々しい果実味が感じられるコスパ抜群のワイン。

  ワイナリー:カルパッカ・ペルラ

3.白:MS ヴェルトリンスケ・ゼレネ

  スロバキアで一番多く作られる代表品種。

  爽やかな風味とコクのある味わいを併せ持ち、綺麗な後味。

  和食にもよく合う。

  ワイナリー:ムルヴァ・スタンコ

4.赤:Ex フランコフカ・モドラ

  スロバキアを代表する品種。マリアテレジアが愛した

  “ラチャ産”フランコフカ。果実味と成就感のバランスが良い。

  ワイナリー:ヴィラ・ヴィーノ・ラチャ





 軽食としては、フランスパンのバケット、スパークリングにはオレンジを、白と赤ワインには3種類のチーズを合わせました。他には塩豚、ウィーンからソーセージの差し入れ等々、楽しく学んでおいしさ満喫のセミナーでした。

 セミナーでの試飲の他、試飲販売コーナーも設けていただき、参加者の皆様に大変喜んでいただきました。次回の開催を望む声が多く聞かれました。