智の木協会活動報告

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アサヒビール吹田工場見学会(第7回グリーンツーリズム)レポート

アサヒビール吹田工場見学会(第7回グリーンツーリズム)レポート



 平成26年8月28日(木)、智の木協会はアサヒビール吹田工場見学会を実施しました。


アサヒグループホールディングス(株)様は、大阪富国生命ビル4階にて「アサヒ・ラボガーデン」を運営しておられます。智の木協会は、テナント仲間として交流させていただき、また、シンポジウム・交流会の際には飲み物の提供など、平素よりご協力いただいております。新商品の開発など、折に触れ情報や試飲の機会をいただいておりますが、この度、実際にビールが造られている工程の見学と発酵直後のイキイキビールの試飲をさせていただきました。
 まず最初に、映像で歴史を学び、創始者のビールにかける熱い思いを知りました。1889年、アサヒビールは吹田工場で産声をあげたそうです。
 


 工場敷地は49,000坪、約670名の方が働いておられ、年間大ビン換算で7億8千万本製造されているそうです。
 原料の麦(二条大麦)、ローストされた麦、ホップの雌花に実際に触れることができました。ローストされた麦は、黒ビールになるそうで、後の試飲が楽しみです。

 仕込工程、発酵熟成工程、ろ過工程と見学していく中で、「官能検査」の仕事内容を知り「これは大変な仕事」と感じました。ビールの場合は実際に「飲み込んで」キレや味のバランスをチェック、全ての工程のものを飲まれるそうで、一人一日1.5〜2ℓの量に達するそうです。この方々のすごさは、「味を数字で出すことが出来る」ことです。徹底された温度管理下、タンクの中で約1ヶ月じっくり熟成された「辛口」をコンセプトとしたビールは、「缶・ビン・樽に詰める」→「蓋をする」→「箱詰めをする」という無駄のない流れで急いで出荷されます。「おいしくなったスーパードライを届けたい!」との社員の方々の思いが詰まっています。また、営業担当者は、販売店などで日付やビールサーバーなどのチェックを厳しく行っているそうです。

アサヒグループさんは温暖化阻止に対して、CO2削減、資源の循環、自然の恵みを守る活動、自然の恵みの大切さを伝える活動など、きめ細かな活動を進めておられます。

 さて、いよいよ試飲の時間です。最初の1杯は「エクストラコールド」でした。マイナス2℃で味わえるビールの奥深さ!


1杯で満足の方、2杯目で目が回った方、規定の3杯まで試飲された方も!万歳!





その間、板倉様からビールの上手な注ぎ方を教わりました。泡はビールの味の重要な決め手です。
 
 夏が終わりに近づいた時期の見学会でしたが、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。また、スーパードライのように切れ味のよい説明をしていただきました板倉優美子様、ご支援いただきましたアサヒ・ラボガーデン様、この場をお借りしてお礼申し上げます。





以上